私の中の見えない炎

おれたちの青春も捨てたものじゃないぞ まあまあだよ サティス ファクトリー

2013-08-04から1日間の記事一覧

山田太一 インタビュー(1995)・『夜中に起きているのは』(3)

書き手が早く反応してはいけないですね 今度の地震を体験したわけではないし、地震そのものを書いているわけではありませんから、神戸のリアルな実態みたいなものをきちっととらえているかどうかというと、そんなことはないと思います。そういうことは時間を…

山田太一 インタビュー(1995)・『夜中に起きているのは』(2)

それらをストップするものは何かというと、ひとつは哲学だと思います。つまりそんなにスピードを速くしなくたっていいんだという哲学、家は古くて不便でもいいんだという哲学。そういうものが身についていればストップできますよね。しかし、なかなかそんな…

山田太一 インタビュー(1995)・『夜中に起きているのは』(1)

脚本家の山田太一先生の作品の底流にいつもあるのが時代や社会への批評意識である。描かれるのは “片隅” の出来事なのだけれども、常に時代が敏感に投影されている。 1995年に発表された舞台『夜中に起きているのは』についてのインタビュー(「週刊金曜日」…