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私の中の見えない炎

おれたちの青春も捨てたものじゃないぞ まあまあだよ サティス ファクトリー

片渕須直監督 トークショー(第41回日本カトリック映画賞授賞式)レポート・『この世界の片隅に』(2)

クラウドファンディングはインターネットでやるもので、参加していただいた方の年齢が限られていて。お金を出せてインターネットをいじれるということで、上も下も限られる。でも映画館で上映してみると20〜80代、上は90歳を越えた方までごらんいただいて、…

片渕須直監督 トークショー(第41回日本カトリック映画賞授賞式)レポート・『この世界の片隅に』(1)

昨年11月の公開以後、完成度の高さやクラウドファンディングという制作形態が話題を集めたアニメーション映画『この世界の片隅に』(2016)。5月に第41回日本カトリック映画賞を受賞し、中野にて授賞式が開催された。

野木亜紀子 × 磯山晶 トークショー レポート・『池袋ウエストゲートパーク』『木更津キャッツアイ』『流星の絆』(3)

【磯山作品を振り返る (2)】 磯山「『池袋ウエストゲートパーク』(2000)は、最後に台本の締め切りと撮影が押してて。そんなころに(宮藤官九郎が)多重人格のことをCDになれよって書いてきたときは、すごいなこの人って思ったのを覚えています。こんな(シ…

野木亜紀子 × 磯山晶 トークショー レポート・『逃げるは恥だが役に立つ』(2)

【『逃げるは恥だが役に立つ』】 野木亜紀子脚本と新垣結衣主演の3度目のタッグによる『逃げるは恥だが役に立つ』(2016)。磯山晶氏は編成としてクレジットされている。第6話の電車のシーンが上映された。

野木亜紀子 × 磯山晶 トークショー レポート・『空飛ぶ広報室』『重版出来!』『逃げるは恥だが役に立つ』(1)

昨2016年に大ヒットしたテレビ『逃げるは恥だが役に立つ』。5月に早稲田大学小野記念講堂にて、『逃げ恥』の脚本・野木亜紀子と磯山晶プロデューサーとのトークショーが行われた(予約は20分で埋まったという)。司会は岡室美奈子・早大演劇博物館館長が務め…

角川春樹 インタビュー “角川春樹の逆襲 地震も止める男が再び文化を変える”(2000)(2)

ハワイで受信した宇宙人のメッセージ ――それにしても文庫やノベルスに“ハルキ”という名前を冠するのはなぜなんですか? 春樹 だって角川とは言えないじゃない、今(笑)。新・角川文庫とも言えないわな(一同爆笑)。

角川春樹 インタビュー “角川春樹の逆襲 地震も止める男が再び文化を変える”(2000)(1)

2005年に刊行された角川春樹『わが闘争』(ハルキ文庫)を、文庫版を書店で見かけたのを機に再読して、日本においてメディアミックスを確立した春樹のカリスマ性とトンデモぶりに改めて唸った。そこでこの『わが闘争』刊行の5年前(2000年)に行われた春樹イ…

立花隆はJ・J氏になったか・『ぼくはこんな本を読んできた』

「正論」2017年6月号にて、小浜逸郎が「シリーズ日本虚人列伝」と題して立花隆批判を寄稿している。マスコミで立花が非難されるのはもはや日常茶飯事になってしまったが、ひところの彼は“知の巨人”などともてはやされたものであった。個人的感傷も含めて、そ…

実相寺昭雄演出『歴史はここに始まる』

4月に渋谷にて行われた特集上映“実相寺昭雄の光と闇”のおかげで、テレビの教養番組『歴史はここに始まる』(1975)を鑑賞することができた。

品田冬樹 × 長谷川圭一 × 仁科貴 トークショー レポート・『ゴジラ・モスラ・キングギドラ 大怪獣総攻撃』(3)

【特撮のエピソード (2)】 箱根・大桶谷にてバラゴンとゴジラが戦う。

品田冬樹 × 長谷川圭一 × 仁科貴 トークショー レポート・『ゴジラ・モスラ・キングギドラ 大怪獣総攻撃』(2)

【本編の撮影現場】 仁科貴氏は『ガメラ 大怪獣空中決戦』(1995)にも出演していた。

品田冬樹 × 長谷川圭一 × 仁科貴 トークショー レポート・『ゴジラ・モスラ・キングギドラ 大怪獣総攻撃』(1)

太平洋戦争の怨霊を背負って、日本を襲撃するゴジラ。謎の老人によって眠りから覚めた護国聖獣モスラ・キングギドラ・バラゴンが、ゴジラを迎撃する。

樋口真嗣 トークショー(実相寺昭雄の光と闇)レポート・『帝都物語』『ウルトラQ ザ・ムービー 星の伝説』(2)

真嗣「50過ぎると、昔の自分のを見てた人から「またああいうのやってください」って言われて。ガメラとか。表向きは嬉しいって言うけど、やるわけねえだろ! あ、これだったんだなっていまにして思う。

樋口真嗣 トークショー(実相寺昭雄の光と闇)レポート・『おかあさん』(1)

『ガメラ 大怪獣空中決戦』(1995)などのガメラシリーズの特技監督、『進撃の巨人 ATTACK ON TITAN』(2015)や『シン・ゴジラ』(2016)の監督として知られる樋口真嗣は、かつて実相寺昭雄監督『帝都物語』(1988)や『ウルトラQ ザ・ムービー 星の伝説』…

寺田農 トークショー(実相寺昭雄の光と闇)レポート・『おかあさん』(2)

寺田「『でっかく生きろ』(1964)の後、360日会ってるくらい。実相寺はひとりっ子で、ぼくは姉と妹がいたけど男ひとり。ひとりっ子同士みたいで、合いましたね。お前らモーホーだとか言われて、それくらい仲が良かったね」

寺田農 トークショー(実相寺昭雄の光と闇)レポート・『おかあさん』(1)

テレビ『ウルトラマン』(1966)や映画『無常』(1970)、『屋根裏の散歩者』(1992)、『シルバー假面』(2006)など、実相寺昭雄監督と俳優・寺田農は多数の作品で組んだ。

原知佐子 トークショー(実相寺昭雄の光と闇)レポート・『おかあさん/さらばルイジアナ』(2)

【『おかあさん』(2)】 原「克明に覚えてますけど、その日はバレンタインデーで、終わったら川津(川津祐介)くん誘って飲みに行こうかなって。2月14日の夜9時から9時半までの本番ですから、飲みに行くのにちょうどいい時間じゃないですか。でも恋人来てるか…

原知佐子 トークショー(実相寺昭雄の光と闇)レポート・『おかあさん/さらばルイジアナ』(1)

渋谷で開催された特集上映“実相寺昭雄の光と闇”では、実相寺夫人の原知佐子氏のトークショーが行われた。原氏は映画『その場所に女ありて』(1962)、山口百恵主演のテレビ『赤い疑惑』(1975)や『赤い衝撃』(1976)などで知られ、最近は『進撃の巨人 ATTA…

池田秀一 トークショー(実相寺昭雄の光と闇)レポート・『おかあさん/あなたを呼ぶ声』

テレビ『ウルトラマン』(1966)や『ウルトラセブン』(1967)といった特撮ドラマ、映画『哥』(1972)や『屋根裏の散歩者』(1992)など多彩な作品を遺した実相寺昭雄監督。没後10年を経て、4月に渋谷にて特集上映“実相寺昭雄の光と闇”が開催された。

中島ゆたか トークショー レポート・『日本暴力列島 京阪神殺しの軍団』(2)

【『日本暴力列島 京阪神殺しの軍団』】 この日上映された『日本暴力列島 京阪神殺しの軍団』(1974)では、梅宮辰夫の愛人役。

中島ゆたか トークショー レポート・『日本暴力列島 京阪神殺しの軍団』(1)

1970年代に映画『直撃!地獄拳』(1974)や『トラック野郎・御意見無用』(1975)、テレビ『Gメン.75』(1975〜1980)などさまざな作品に登場し怜悧な魅力をふりまいた中島ゆたか。筆者はリアルタイムの世代ではないが、映画『殺人遊戯』(1978)や『蘇える…

ビューティフル ドリーマー・『東京幻夢』

『ウルトラマン』(1966)や『ウルトラセブン』(1967)により知られる実相寺昭雄監督がかつて手がけた短編映画『東京幻夢』(1986)。

山田太一の薦める本(1996・1998)

意外な人が意外な本を推薦していると、こんな本を読んでいるのかと面白い。以下に引用するのは、脚本家の山田太一氏が薦める本である。山田氏が古今東西の文学について答えているのは時おり目にするが、20年前の「文藝春秋」ではビジネスパーソンに薦める本…

ひし美ゆり子 × 三輪ひとみ × 中堀正夫 トークショー(実相寺昭雄 特撮オールナイト)レポート(3)

【『ウルトラセブン』12話】 『ウルトラマン』(1966)や『ウルトラセブン』(1967)など初期ウルトラ作品でデザインを一手に手がけた成田亨は、後年に円谷プロと対立した。

ひし美ゆり子 × 三輪ひとみ × 中堀正夫 トークショー(実相寺昭雄 特撮オールナイト)レポート(2)

【中堀カメラマンと実相寺】 中堀正夫カメラマンは『ウルトラマン』(1966)や『怪奇大作戦』(1967)などにて撮影助手を務め、『シルバー仮面』(1971)の第1話にてチーフカメラマンに昇進。ひし美ゆり子氏は「(歳が)同じくらいだよね」と中堀氏に声をか…

ひし美ゆり子 × 三輪ひとみ × 中堀正夫 トークショー(実相寺昭雄 特撮オールナイト)レポート(1)

2006年12月に逝去した実相寺昭雄監督。昨年12月に没後10周年のオールナイトが好評を博し、早くも3月に第2弾が開催された。筆者は12月には都合により行けず、今回は参加できたのだった。

片渕須直監督 トークショー(東京アニメアワードフェスティバル2017)レポート・『この世界の片隅に』

昨年11月に公開され、大きな反響を呼んでいるアニメーション映画『この世界の片隅に』(2016)。筆者は既に原作を読み、2011年に放送された実写ドラマ版も見ていたゆえ筋も設定も概ね頭に入っていると高をくくっていたのだが、実際に見てみて映画版の表現力…

池端俊策 トークショー レポート・『羽田浦地図』『大仏開眼』(3)

【『翔ぶ男』(2)】 池端「脚本家はいい演出家といい役者がいると、ここどうするかって余白を残しとく。そこを信じる部分がありますね、脚本家には。画を全部指定するよりは、ここまで引っ張って、あとはやってくださいと。演出家も「やってみてください」っ…

池端俊策 トークショー レポート・『夏目漱石の妻』『翔ぶ男』(2)

【『夏目漱石の妻』(2)】 池端「それで妻の一家が没落して、舘ひろしさんの父が借金に来る。保証人になってくれと言うけど、奥さんは追い返す。まだ夫婦はぎくしゃくしていて、奥さんは亭主が病気だからがまんして、子どもと居座ろうとしている。夫が珍しく…

池端俊策 トークショー レポート・『夏目漱石の妻』(1)

3月、早稲田大学の小野記念講堂にて毎年恒例である脚本アーカイブスのシンポジウムが行われた。第1部は脚本家の池端俊策氏のトークショー(時間的な都合により第2部は聴講できず)。

飯島敏宏 × きくち英一 × 武幸作 × 荒井豊 × 西田俊憲 × 北野哲也 トークショー レポート・『LEDX-レッドエックス-』(2)

【制作・撮影のエピソード (2)】 武「(『LEDX-レッドエックス-』〈2016〉の)本編撮影は6日間で、特撮は7日間。こまごまやってました。もともとの予算から倍くらいになりました。クランク・インが遅れたり」

飯島敏宏 × きくち英一 × 武幸作 × 荒井豊 × 西田俊憲 × 北野哲也 トークショー レポート・『LEDX-レッドエックス-』(1)

巨大怪獣と巨人との戦いが繰り返されてきた日本。2016年に町田市鶴川に新たな怪獣が出現し、巨人LED-Xが迎え撃つ。その背後にはさまざまな過去が秘められていた。

ジェームス三木 講演会 レポート・『片道の人生』(3)

日本はせっかく平和憲法があるのに、警察予備隊をつくって保安隊から自衛隊に。軍隊とは言わずに抑止力と。でもアメリカ人がピストル持つのも抑止力で、それでしょっちゅう殺人が起きて、抑止力ってあぶない。スイスやコスタリカみたいなのがいちばんいいと…

ジェームス三木 講演会 レポート・『片道の人生』(2)

何年か前、小学校の理科の試験で、氷が溶けたら何になるかという質問にみんな「水になります」と書いて。理科だから×だけど、私は二重丸をあげたい。そうやって自分なりの考え方をする。いまはテレビや本を信じてしまうようになってるけど、自分の考えを持つ…

ジェームス三木 講演会 レポート・『片道の人生』(1)

大河ドラマ『独眼竜政宗』(1987)や『八代将軍吉宗』(1995)、『葵 徳川三代』(2000)などで知られる脚本家・ジェームス三木。それらヒット作の他に多重人格を扱った傑作サスペンス『存在の深き眠り』(1996)や日本国憲法成立を熱く描いた『憲法はまだか…

中島丈博 × 野上照代 トークショー レポート・『酔いどれ天使』(2)

【『酔いどれ天使』(2)】 野上「黒澤(黒澤明)さんは三船(三船敏郎)さんに惚れ込んでいて、そんな深読みしなくても、惚れただけの話」

中島丈博 × 野上照代 トークショー レポート・『酔いどれ天使』(1)

1997年に、三船敏郎と勝新太郎という昭和の2大映画スターが逝去。没後20年を記念して、ふたりの特集上映が池袋にて行われている。2月末に三船敏郎主演の『酔いどれ天使』(1948)と『野良犬』(1949)の上映と脚本家の中島丈博、スクリプターの野上照代両氏…

山際永三 × 田口成光 × 井口昭彦 トークショー レポート・『帰ってきたウルトラマン』『ウルトラマンエース』『ウルトラマンタロウ』(3)

【美術について】 井口昭彦氏は『マイティジャック』(1968)にてデザイナーとしてデビュー。

山際永三 × 田口成光 × 井口昭彦 トークショー レポート・『帰ってきたウルトラマン』『ウルトラマンエース』(2)

【演出について】 山際永三監督も『帰ってきたウルトラマン』(1971)にて初参加。『帰マン』では、監督からプロデューサーに転身した円谷一社長とのやりとりもあったという。

山際永三 × 田口成光 × 井口昭彦 トークショー レポート・『帰ってきたウルトラマン』『ウルトラマンエース』『ウルトラマンタロウ』(1)

『帰ってきたウルトラマン』(1971)や『ウルトラマンエース』(1972)などのウルトラシリーズ。SF的な趣向に加えて時代色を強く反映した作品世界は、『ウルトラマン』(1966)や『ウルトラセブン』(1967)の初期作品とはひと味違った独自の魅力をたたえて…

大林宣彦 × 犬童一心 × 手塚眞 トークショー レポート・『瞳の中の訪問者』(3)

【映画について】 大林監督は、自作の音楽も“學草太郎”の名義で手がけることが多く、名曲がいくつもある。

大林宣彦 × 犬童一心 × 手塚眞 トークショー レポート・『瞳の中の訪問者』(2)

【『瞳の中の訪問者』(2) 】 犬童「船でふたりで話すシーンから山荘に行って殺した女と同じことをさせるシーンとか、峰岸(峰岸徹)さんが同じ女を2度殺すってつくりにも感動したし。『HOUSE』(1977)は大林さんの中で歯止めがあった気がして。戦争が背景に…

大林宣彦 × 犬童一心 × 手塚眞 トークショー レポート・『瞳の中の訪問者』(1)

テニスのインターハイを目指して特訓していた主人公(片平なぎさ)は、ボールが目に当たって負傷。無免許医ブラック・ジャック(宍戸錠)の角膜移植手術を受ける。恢復した主人公だが、手術後に視界に謎の男(峰岸徹)が現れるようになった。

小原乃梨子とおはなしフェアリーズ 朗読会 レポート(2017年1月)

ブックハウス神保町にて毎月行われてきた、小原乃梨子とおはなしフェアリーズの朗読会が、今回で最終回を迎えた(ブックハウス神保町が今年2月で閉店するゆえ)。昨2016年は、筆者は朗読会の日に所用の入ることが多く、久々の観覧となった(久々で最終回…)。

山田太一 インタビュー“ドラマを書いて思い知るのは、自分を根拠にできない他者がぎっしりいるということ”(1998)(2)

生身の人間がむき出しになるのが家族

山田太一 インタビュー“ドラマを書いて思い知るのは、自分を根拠にできない他者がぎっしりいるということ”(1998)(1)

最近、脚本家・山田太一氏関連の資料をいろいろ調べていて、1998年秋のインタビュー記事(株式会社アイキューブのサイトにあったのを、かつてプリントアウトしていた)が出てきたので以下に引用したい。自身が身を置くテレビの世界や家族など他の媒体でも触…

藤子・F・不二雄作品 実写化のあゆみ(2)

(承前)映画『未来の想い出』(1992)から10年を経た2002年、『キテレツ大百科』の実写ドラマ『キテレツ』と『エスパー魔美』がNHKで相次いで放送された(このあたりになると筆者もリアルタイムで見ており、よく覚えている)。

藤子・F・不二雄作品 実写化のあゆみ(1)

藤子・F・不二雄のマンガ『中年スーパーマン左江内氏』(小学館)が、『スーパーサラリーマン左江内氏』(2017)と題して実写で連続テレビドラマ化される。

年始の日記たち

年末年始の動静というのは、時が流れても何となく覚えていたりする。そこで?手元にある本には年始に何をしたと書かれているか、読み返してみた。

黒沢清監督 トークショー レポート・『ヒッチコック/トリュフォー』

アルフレッド・ヒッチコックにフランソワ・トリュフォーが迫ったロングインタビュー『定本 映画術』(晶文社)は、映画技法の教科書?として知られる古典的名著である。映画のつくり手やマニアはみな読んでいると言われる著作だが、そのヒッチコックとトリュ…