私の中の見えない炎

おれたちの青春も捨てたものじゃないぞ まあまあだよ サティス ファクトリー

梯久美子 講演会 レポート・『原民喜 死と愛と孤独の肖像』(5)

遠藤(遠藤周作)さん、祐子(祖田祐子)さんと知り合ったことで、絶望して死ぬのでなくて次の世代に明るさを見出していたのではないか。

梯久美子 講演会 レポート・『原民喜 死と愛と孤独の肖像』(4)

(自殺前年の手紙)2通に「睡蓮」という詩が書いてあったんですね。原さんの全集にも入っていないもので、完成度は高くないんですが、祐子(祖田祐子)さんのことが出てくるんですね。原さんの中には自分たちは3人グループだというのがあったんじゃないかと…

梯久美子 講演会 レポート・『原民喜 死と愛と孤独の肖像』(3)

「夏の花」は冒頭に広島市内の奥さんのお墓参りに行ってるんですね。私も行こうと思って、原さんの歩いた通りの道を歩いてみたんです。お墓は白島というところにあるんですけど、家はそこの南ですが、本を見るとまっすぐは帰っていないんです。帰った通りの…

梯久美子 講演会 レポート・『原民喜 死と愛と孤独の肖像』(2)

この本は書きすぎないことを自分に課したんですね。島尾ミホさんは過剰な人で、書く対象に引きずられると言いますか、私も過剰に書きました。原さんは寡黙な人で、多くを語らない。原さんのことを書くと、原さんっぽい本になりますね。 晩年、亡くなる2年ぐ…

梯久美子 講演会 レポート・『原民喜 死と愛と孤独の肖像』(1)

ヒロシマ原爆を描いた「夏の花」で知られる原民喜。その知られざる素顔や生涯を扱った、梯久美子『原民喜 死と愛と孤独の肖像』(岩波新書)は作家論・評伝として面白くまとまった1冊である。

小池百合子 講演会 “持続可能な環境先進都市・東京の実現を目指して” レポート (2)

ゼロウェイスティングの取り組みとしては、食品ロスの削減。SDGsの中に生産消費形態を持続可能なものにするという項目がございますが、まさしくこれです。使い捨てのプラスチックは、パリ協定が掲げる“今世紀後半の温室効果ガス実質ゼロ”を達成するためには…

小池百合子 講演会 “持続可能な環境先進都市・東京の実現を目指して” レポート (1)

9月に朝日新聞の主催する恒例の“朝日地球会議”が行われ、小池百合子・東京都知事の講演会が東京・内幸町であった。

原爆ムービー今昔談 80年代以降を振り返る・『父と暮せば』『鏡の女たち』 (2)

80年代に過剰なまでに供給された反動か、90年代に入ると原爆を描いた作品は激減。冷戦が一応終結して、核戦争の危機が去ったように思われたのもあっただろう。

原爆ムービー今昔談 80年代以降を振り返る・『この子を残して』 (1)

広島・長崎の原爆から73年。戦争を知らない世代が跋扈?する時世になって久しい。筆者も戦後の1980年代に生まれたひとりだけれども、原爆を学ぶという触れ込みで見せられたのが80年代につくられた映画作品群だった。そこから現在へつづく流れを概観してみた…

森次晃嗣 インタビュー「しゃにむに突き進むダンは、当時の僕自身の投影だったんです」(1998)・『ウルトラセブン』

『ウルトラセブン』(1967)の完結から30年を迎えた1998年、『セブン』に注目が集まり、オリジナルビデオが発売され、主演でモロボシダン=ウルトラセブン役の森次晃嗣のエッセイ『ダン』(扶桑社)が刊行されるなどのムーブメントがあった。

四方田犬彦 トークショー レポート・『親鸞への接近』(4)

法然は南無阿弥陀仏を10回言えば浄土に行けるという。親鸞は難しい修行はいらないという。それで行けると言われても、そんな簡単なことでいいんですか。弟子は“先生、ほんとにそんなのでいいんですか?”と。

四方田犬彦 トークショー レポート・『親鸞への接近』(3)

平塚らいてう研究家の方から四方田柳子について教えてくれと言われて何それ? 母に訊いたら“あなたも遂に知ってしまったのね”と(一同笑)。

四方田犬彦 トークショー レポート・『親鸞への接近』(2)

知っていることを知らない人に伝えるのでなくて、いま思いついたことを即座に伝えて、どんなふうに理解してもらえるか。『歎異抄』(角川ソフィア文庫)とかを読んでいると、親鸞と弟子たちの会話が興味深い。親鸞が「きみは私の言うことを信じますか」と言…

四方田犬彦 トークショー レポート・『親鸞への接近』(1)

『白土三平論』(ちくま文庫)や『「七人の侍」と現代 黒澤明再考』(岩波新書)、『ソウルの風景 記憶と変貌』(同)など膨大な著作・研究で知られる映画史家の四方田犬彦。彼が珍しく?親鸞についてつづったのが『親鸞への接近』(工作舎)である。

飯島敏宏 × 桜井浩子 × 稲垣涌三 × 鈴木清 × 中野稔 × 小中和哉 トークショー レポート・『怪奇大作戦』(3)

【「京都買います」(2)】

飯島敏宏 × 桜井浩子 × 稲垣涌三 × 鈴木清 × 中野稔 × 小中和哉 トークショー レポート・『怪奇大作戦』(2)

【「霧の童話」(2)】

飯島敏宏 × 桜井浩子 × 稲垣涌三 × 鈴木清 × 中野稔 × 小中和哉 トークショー レポート・『怪奇大作戦』(1)

壁を突き抜ける怪盗、消える仏像、受話器をとると燃えあがる人間、夜ごと現れる落ち武者の亡霊。謎めいた不可思議犯罪に専門チーム・SRIが挑戦する。

是枝裕和監督 トークショー レポート・『万引き家族』(2)

(海外の観客のことは)あまり考えないようにしていて、意識はしてないですね。抜けた歯を屋根に投げるとか、西洋の人には判らない。ただ韓国に行ったら、上の歯は軒下に、下の歯は屋根にっていう風習はあります、と。アジアだと判ることはあるんですね。

是枝裕和監督 トークショー レポート・『万引き家族』(1)

日雇い労働者(リリー・フランキー)とその妻(安藤サクラ)、リフレ嬢(松岡茉優)、幼い男の子(城桧吏)、祖母(樹木希林)らは、日常的な万引きで生計を立てていた。実の親から虐待を受けていた女の子(佐々木みゆ)も加わって明るく暮らす6人だが、やが…

広瀬仁美 × 田中規子 × 佐渡稔 × 村上利恵 × 小川輝晃 × 土田大 × 貴島康之 × 坂本太郎 × 日笠淳 × 竹本昇 トークショー レポート・『有言実行三姉妹シュシュトリアン』『忍者戦隊カクレンジャー』(4)

【『忍者戦隊カクレンジャー』(2)】 つづいて『忍者戦隊カクレンジャー』(1994)からニンジャレッド役・小川輝晃、ニンジャブルー役・土田大、ブン役・貴島康之、助監督だった竹本昇の各氏が登場。

広瀬仁美 × 田中規子 × 佐渡稔 × 村上利恵 × 小川輝晃 × 土田大 × 貴島康之 × 坂本太郎 × 日笠淳 × 竹本昇 トークショー レポート・『有言実行三姉妹シュシュトリアン』『忍者戦隊カクレンジャー』(3)

【『有言実行三姉妹シュシュトリアン』(3)】 以下は、柴田理恵氏のメッセージのつづき。

広瀬仁美 × 田中規子 × 佐渡稔 × 村上利恵 × 小川輝晃 × 土田大 × 貴島康之 × 坂本太郎 × 日笠淳 × 竹本昇 トークショー レポート・『有言実行三姉妹シュシュトリアン』『忍者戦隊カクレンジャー』(2)

【『有言実行三姉妹シュシュトリアン』(2)】 『有言実行三姉妹シュシュトリアン』(1993)の次女役・石橋けい氏のビデオメッセージが流れた。

広瀬仁美 × 田中規子 × 佐渡稔 × 村上利恵 × 小川輝晃 × 土田大 × 貴島康之 × 坂本太郎 × 日笠淳 × 竹本昇 トークショー レポート・『有言実行三姉妹シュシュトリアン』『忍者戦隊カクレンジャー』(1)

酉年の1993年、両親(佐渡稔、日向明子)の不仲に悩む三姉妹(田中規子、石橋けい、広瀬仁美)。カラオケのしすぎで平和を守ることができなくなったお酉様(麿赤児)は、両親を仲良くさせることと引き替えに、シュシュトリアンとなって戦うことを三姉妹に命…

ロスト パラダイスの夏・『失楽園』の映画とドラマ (2)

(承前)小林信彦は「これはもう、パロディ的邪劇であり、考え方によっては、ずいぶん高級な遊びと見えなくもない」とドラマ版『失楽園』(1997)を総括(『コラムは誘う』〈新潮文庫〉)。

ロスト パラダイスの夏・『失楽園』の映画とドラマ (1)

閑職に追いやられて虚無感を覚える50代の久木は、年下の書道教師・凛子に魅せられた。家族がいる身でありながら不倫の愛にのめりこんだふたりは、情交を重ねる。

大江健三郎へのコメント(谷川俊太郎、立花隆、井上ひさし、いとうせいこう、河合隼雄)・『大江健三郎小説』

1996年に刊行された『大江健三郎小説』(新潮社)に、著名人5人が推薦コメントを寄せている。宣伝用の冊子に書かれたそれを、以下に引用したい。

大江健三郎 自作解説(1996)・『大江健三郎小説』

1994年にノーベル文学賞を受賞した2年後、大江健三郎の自選集『大江健三郎小説』(新潮社)が発売された。

堀北真希 インタビュー(2010)・『ジャンヌ・ダルク』

2017年に惜しまれつつ活動休止した堀北真希。その堀北が2010年に舞台初主演した『ジャンヌ・ダルク』は、いまも印象深い。

仲代達矢 トークショー レポート・『殺人狂時代』(2)

【岡本喜八監督の想い出】

仲代達矢 トークショー レポート・『殺人狂時代』(1)

“大日本人口調節審議会”のリーダー(天本英世)は殺し屋の腕のデモンストレーションとして、無作為に選ばれた冴えない大学講師(仲代達矢)を狙う。だが大学講師は、あの手この手で襲い来る刺客たちを次々に倒してしまうのだった。