——事前に監察医の方に取材されたそうですが、なるほどと思ったことはありましたか?
『踊る大捜査線』シリーズで知られる脚本家の君塚良一が監督・脚本を手がけた映画『MAKOTO』(2005)。完成度はともかく意欲は感じさせる作品で、いまも印象に残る。公開当時の君塚のインタビューを以下に引用したい。
テレビ『トットちゃん』(2017)や『大恋愛』(2018)など、コンスタントに作品を送りつづけるベテラン脚本家・大石静。最近は、腸閉塞にかかっていたことを告白して話題になった。
他者に対する根源的な信頼っていうのは成立するか、ということが、いつも、ぼくの作品のテーマです。だから、群像劇が多くなる。
脚本家の君塚良一が映画のシナリオについて批評した『脚本(シナリオ)通りにはいかない』(キネマ旬報社)。ただべた誉めしているだけのものも混じっているが、的確に感じられる論考もあり、あなどれない1冊である。
【木下惠介監督の想い出 (2)】 小倉「木下監督を偲んで、松原信吾と三村晴彦と何故か小倉一郎で「キネマ旬報」で鼎談したんですよ。そのとき聞いたのは、ロケハンで木下さんはベンツに乗って、助監督は他の車で県道と国道を勘違いして迷っちゃった。それで木…
【木下惠介監督の想い出 (1)】 飯島「木下惠介プロをつくったころの木下さんは、いまのぼくよりずっと若い。還暦かな。スタートしたパーティは、還暦のお祝いだったの。
【『冬の雲』(2)】 飯島「(『冬の雲』〈1971〉の)1回目の本読みが終わった後の稽古場で、木下さんが“飯島くん、相談がある。あの人、どうしても違うんだけど”って。それが早川保さん。お詫びして降りていただいて、その代わり別の番組に出ていただいたけど…
【『泣いてたまるか』(2)】 仲「前田吟さんがミリタリールックだよ」
木下惠介脚本『冬の雲』(1971)のプロデュースなど、多数のテレビ・映画作品を手がけた飯島敏宏。
【笠原和夫の作家性 (3)】
【笠原和夫の作家性 (2)】 高田「任侠映画はやむなくそういう世界に入ったけど、美意識を持っていたやったら受けたわけや。あの人の『博奕打ち 総長賭博』(1968)でも如実に出てますよ。血のつながりをぶち破るジレンマに目をつけて、書いた。肉親を殺すと…
【笠原和夫の人間像 (2)】 高田「ぼくは戦後派というか半端で、終戦で11歳。笠原さんは幼年学校ですから、一応戦争体験があって私よりひと世代前。食べるために映画会社に入って書いて、ひばり(美空ひばり)ちゃんをやったり、やくざ映画を書いたり。やくざ…
『仁義なき戦い』シリーズや『日本暗殺秘録』などで知られる巨匠脚本家・笠原和夫。
Q:どうしても書けなくて、困り果てることはありますか? 書いてる途中の息抜きや気分転換にピアノを弾くことはありますか? また、最近、ご趣味の山登りはされているのですか?
Q:『晴子情歌』は、高村作品初の、女性を主人公とした物語です。はじめて女性をじっくり描くときに感じた面白さ、難しさなどについてお話ししていただけますか? A:女性を描くことに関しては、自分が女性ですから、そんなに抵抗はありませんでした。むしろ…
『マークスの山』(講談社文庫)や『レディ・ジョーカー』(同)、『地を這う虫』(文春文庫)、『冷血』(毎日新聞社)などで知られる作家・高村薫。
【パネルトーク (3)】
【パネルトーク (2)】 ミュラー「ここ数年、新しい政権が誕生しています。ハンガリー、ポーランド、ベネズエラ、トルコしかり。どのような名称で新しい政権を呼ぶか。独裁、専制ではぴたっとこないという感じがあるんじゃないでしょうか。ただ重要なのは用語…
【パネルトーク (1)】 西村「政党政治の疲弊というのは、何が原因なのでしょうか?」 ペリノー「第2次大戦の後で代表制民主主義がつくり直された。さまざまな政党や組合、団体がつくられてきました。中間団体と呼ばれる、草の根と国家との仲介を行うものです…
【ヤン=ヴェルナー・ミュラー氏 (2)】 ミュラー「ポピュリスト政権の特徴は、反政府勢力を排除するということです。裁判所やマスメディアが非難すると“いやいや、われわれは国民が選んだ人びとである、あなたは選ばれていない” 。賛同しない者は敵であると…
【パスカル・ペリノー氏 (2)】 ペリノー「何故このような動きがあるのでしょうか。ジークムント・フロイトは、1930年に「文化における不安」というテーマで本を書きました。両大戦間にファシズムが台頭してきたのは、ヨーロッパの文化に不安があるからだと書…
9月末の“朝日地球会議”にてパスカル・ペリノー(パリ政治学院教授)、ヤン=ヴェルナー・ミュラー(プリンストン大学教授)、コリン・ウッダード(ジャーナリスト)、佐藤優(作家)の各氏がポピュリズムと民主主義について語り合うシンポジウムが行われた。…
遠藤(遠藤周作)さん、祐子(祖田祐子)さんと知り合ったことで、絶望して死ぬのでなくて次の世代に明るさを見出していたのではないか。
(自殺前年の手紙)2通に「睡蓮」という詩が書いてあったんですね。原さんの全集にも入っていないもので、完成度は高くないんですが、祐子(祖田祐子)さんのことが出てくるんですね。原さんの中には自分たちは3人グループだというのがあったんじゃないかと…
「夏の花」は冒頭に広島市内の奥さんのお墓参りに行ってるんですね。私も行こうと思って、原さんの歩いた通りの道を歩いてみたんです。お墓は白島というところにあるんですけど、家はそこの南ですが、本を見るとまっすぐは帰っていないんです。帰った通りの…
この本は書きすぎないことを自分に課したんですね。島尾ミホさんは過剰な人で、書く対象に引きずられると言いますか、私も過剰に書きました。原さんは寡黙な人で、多くを語らない。原さんのことを書くと、原さんっぽい本になりますね。 晩年、亡くなる2年ぐ…
ヒロシマ原爆を描いた「夏の花」で知られる原民喜。その知られざる素顔や生涯を扱った、梯久美子『原民喜 死と愛と孤独の肖像』(岩波新書)は作家論・評伝として面白くまとまった1冊である。
ゼロウェイスティングの取り組みとしては、食品ロスの削減。SDGsの中に生産消費形態を持続可能なものにするという項目がございますが、まさしくこれです。使い捨てのプラスチックは、パリ協定が掲げる“今世紀後半の温室効果ガス実質ゼロ”を達成するためには…
9月に朝日新聞の主催する恒例の“朝日地球会議”が行われ、小池百合子・東京都知事の講演会が東京・内幸町であった。