私の中の見えない炎

おれたちの青春も捨てたものじゃないぞ まあまあだよ サティス ファクトリー

長谷川和彦 トークショー レポート・『太陽を盗んだ男』(2)

【『太陽を盗んだ男』について(1)】

長谷川「映画の世界に入って、山(山崎裕)さんと会ったんだよ。今村プロで。年上なのに山と呼んでしまって、山、ゴジできょうまで来てます。おれが海外で撮ったドキュメンタリーはほとんど彼がキャメラマンです。

 日活で神代辰巳という大監督がいて、当時はロマンポルノで売れかけたころだけど、おれは脚本を書けば助監督も年に6~7本やってたから“何そんな急いでるの”みたいに言われて。早いとこ撮らないと死ぬからなんだけど、死ぬからとは言えないんで“時間がなくて”みたいに。

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長谷川和彦 トークショー レポート・『ヒロシマナガサキ』『太陽を盗んだ男』(1)

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 映画『青春の殺人者』(1976)と『太陽を盗んだ男』(1979)により日本映画史にその名を刻む長谷川和彦監督。その他に『青春の蹉跌』(1974)やテレビ『悪魔のようなあいつ』(1975)などの脚本でも知られる。

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大山のぶ代 インタビュー(2003)・『ドラえもん』(2)

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 この間、荷物の整理をしてたら先生の直筆の年賀状があったんです。鉛筆で全部書いてらっしゃるの。それも良い和紙で。これを額にしようと思って、鏡台の前に置いてあるんです。ステキですよ。ほんと、宝物です。

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大山のぶ代 インタビュー(2003)・『ドラえもん』(1)

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 いまだ継続するテレビ『ドラえもん』(1979〜)は、2005年に声優陣が一新された。そのメンバーが現在まで継続しているが、声変わりする以前の大山のぶ代主演時代もなつかしく感じる。大山が勇退する2年前の2003年3月に受けたインタビューを、以下に引用したい。

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河崎実監督 インタビュー(2008)・『ギララの逆襲 洞爺湖サミット危機一発』

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 北海道に宇宙怪獣ギララ出現。札幌を破壊しサミット開催中の洞爺湖へ迫るギララに、各国首脳陣はあの手この手で挑戦するが、全く歯が立たない。だがスポーツ紙記者(加藤夏希)や地元の村人たちによる祈りが通じて、伝説のタケ魔人(ビートたけし)が復活した。 

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