【『太陽を盗んだ男』について(1)】
長谷川「映画の世界に入って、山(山崎裕)さんと会ったんだよ。今村プロで。年上なのに山と呼んでしまって、山、ゴジできょうまで来てます。おれが海外で撮ったドキュメンタリーはほとんど彼がキャメラマンです。
日活で神代辰巳という大監督がいて、当時はロマンポルノで売れかけたころだけど、おれは脚本を書けば助監督も年に6~7本やってたから“何そんな急いでるの”みたいに言われて。早いとこ撮らないと死ぬからなんだけど、死ぬからとは言えないんで“時間がなくて”みたいに。
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