保守的、と言うよりクレージーで頑迷な言動の目立つ作家・曽野綾子だが、かつては『天上の青』(新潮文庫)や『華やかな手』(同)、『わが恋の墓標』(同)、『雪あかり』(講談社文芸文庫)など優れた作品を多々発表していた。
蓮實重彦 トークショー “ハリウッド映画史講義” レポート・『夜の人々』(3)
キングブラザースは全く知られていない。合衆国でも1冊の研究書もないわけです。この中に多少の野心をお持ちの方がおられたら、カリフォルニア大学に行かれて、キングブラザースについて書くと言ったら、その指導教授はがたがたと膝をふるわせてお前さんやめとけと言うと思いますが、書いてしまうと第一の書物になると思いますから、心意気さえある方がおられたらキングブラザースについて英語の本を書いていただきたい。
清水綋治 × 中堀正夫 トークショー(実相寺昭雄監督特集)レポート・『悪徳の栄え』(3)
【実相寺監督の人間像 (2)】