山田「一つ一つのシーンはチャーミングでね、面白いと思って見てるんだけど、よく考えると別に何のストーリーもなかったなっていうのが、僕の理想なんですよ。あとは現実の味わいをね、例えば恋人と二人で歩いてたりするときに楽しいっていう気がするとか、ああいう恰好でキスしたら素敵だなと思うのと同じような、そういう楽しさがあるのがいいって思うんだ。人と話してるときの優しさであるとか、意地悪さであるとか、ああこういう方が魅力的だなって思うとか、見ている人が、そういうことを細かく見ることができるようになる、それがドラマの素敵さだと思うんだ。
(中略)
続きを読む